歳の差夫婦の乳がん闘病記

平和な日々に突然訪れた戦い、リアルな気持ちを伝えたい

病は気から?なんでしょうか?

今日は雨の火曜日、兵庫県は公立高校の入学受験の日です

姉と同じ高校を目指す3女は傘を持って付き添いの姉と一緒に朝早くから受験に出かけて行きました。

 

MRIの検査で使った造影剤が合わなかったのか彼女の体調は数日前から劇的に悪くなりどうしても休めない仕事を除いてはベットで寝てばかりとなっています。

急に乳がんが悪化して体調不良を起こしたとも考えにくいしがん告知されて自分が病気なのを知り、病は気からって言葉通り具合が悪くなってしまっているのかとも思ったんだけど、私はそうじゃないって思うんです。

きっと彼女はずっと前から体調不良に苦しみ具合が悪かったんじゃないかな?

疲れが溜まっているだけだって思い自分で自分の身体の悲鳴に耳を傾けていなかったんじゃないかと思うの。

今考えてみると寒い夜に暑がってうっすら汗をかいていたり

ちょくちょく37℃台の熱を出したりすぐ下がったり

16歳も上の私より疲れやすかったり

 

身体の疲れと思いだるさや倦怠感と戦っていたのかもしれません(本人はきっとそんなつもりもなかったでしょうが)

家族で一緒に生活していても口に出さないと伝わらない事って多いですよね?

でも注意して見ていれば気付けてあげれていたって今はほんとに反省しています。

ごめ・・・・・そうそう謝らない約束でした。(前に書いた4つの あ)

私が彼女の親だったら気付いてたかなぁ

反省は勉強として生涯彼女の様子を見守ることにします。

 

シンパパが長かった事もあり家事(特に炊事、買い物)等は一通り出来るのも今の私には強み。

彼女が安心して寝て治療に専念出来るように出来ることはすべてしようと思います

今日も3女はパパのおべんとうを持って元気に出発していきました。

うちは何でも話す家族なもんで子供たち全員にママが乳がんだって事は伝えております、そんな中でそれぞれが出来ることを出来るだけやろうって話しました。(子供らにとってはパパがご飯作ることが珍しい出来事ではないので違和感は全くないようですがw)

 

今の様子を見る限り抗がん剤治療が行われるようでしたら副作用半端ないような気もしますし、まずは体力温存の方向で過ごしていこうと思っています。

ステージはまだわかりませんが21日に病院の予約があるのである程度の診断を聞かせてくれるだろうと思っています。

 

乳がん以外の癌って結構検査も慌ただしくしてすぐに治療に入るイメージがあるんだけれど、乳がんの場合こんな感じで日数かかるもんなのかなぁ

判った時点ですぐにどんどん検査してすぐ治療に入ってほしいのは家族だけなのでしょうか^^

 

今は自分の出来ることを精一杯して、手助けできる事はすべてやろうって張り切ってるモード突入中

そうそう、今回気を付けてることは彼女としゃべる時に話の腰を折らず聞きに徹する事、自分の意見を挟まず肯定する事。

この二つを気を付けています

考えてみたらこれは前から彼女も望んでいたこと。

乳がんと向き合うことで私も成長できるかもw

 

今日はこの辺で

 

すべての愛する家族が悲しまないよう医学がもっと進歩しますように

 

 

 

 

 

今日から乳がん闘病ブログを書いていこうと思います

まずは自己紹介がてらエピローグをば。

 

うちは再婚同士の歳の差16歳の夫婦なんです。(当時46歳と32才)

シンパパとシンママでしたが私の子供は高校卒業するところだったんで就職で家を出て

そのタイミングで奥さんの連れ子4人とうちら夫婦、私の飼っていた犬3匹で大家族をスタートしました。

当時中学生だった長男(うちは長男が2人、長女が2人となっておりますがw)も就職し次男も就職決定、高3と高1の2人の娘も思春期も終わり面白おかしく暮らしているステップファミリー12年目の今年の春先、その出来事は起こったんです。

 

家ではいまだに夫婦2人でお風呂に入ってるんですけど、最近100均で垢すりを買ってきてゴシゴシするのがブームだったんですが、彼女が右胸を擦ってるときに小さなしこりを見つけました。

「パパも触ってみて」

って言われ触ってみた指の先には豆粒より小さい硬いコリコリした部分がありました。

何か嫌な予感・・・

「すぐ病院に行きよ」

2月に入ったところで次男の高校の卒業式が月末で、それまで色々忙しいし終わってから行きたいとの彼女のお願いで28日に近所のレディースクリニックで検査してもらう事となりました。

 

2月28日

私は会社があり行けなかったのですが彼女のお友達のお姉さんが(元々このお姉さんが病院の予約もしてくれて行け行けと煩く言ってくれた人)会社を休んで付き添いで行ってくれる事になり内心安心してました。

マンモグラフィー、エコー検査とつつがなく終わり先生とお話する時に

「乳腺外科を紹介しますのですぐに受診して下さい」

と言われたとの事。

データーのCDを貰い紹介された乳腺外科(大きい病院)の予約を取ってもらい3月頭に病院で再検査をする事となりました。

でもまだこの時はそんなに深刻に考えてなかったなぁ

結構婦人科健診の後で「要精密検査」とかあるでしょうし、会社の健康診断で要精密検査のお手紙が来る人も多いですしね。

当日

病院で血液検査、マンモグラフィー、乳腺エコーと検査を行い先生とお話しする際に

「ご家族の方もご一緒にお願いします」

え?

これってどういう事?

若い女医師さんの前に座った時はなんだかジェットコースターのスタート前のような

なんだかふわふわした気持ちでした。

「とりあえずMRIを撮って次回針精研をします、今後の治療は結果が出てから考えていきましょう」と・・・・

黙り込んでいる彼女の横で先生にはっきり聞かせてもらいました。

乳がんですか?」

「かなり疑わしいですか?」

先生は

「よろしくは無いです、ステージはまだわかりませんが転移の具合を見て手術対応ならすぐ手術致します、そうでなければ抗がん剤の使用から始めますね」

と冷静におっしゃいました。

マンモグラフィーと乳腺エコーでここまで言えるんだろうか・・

そんなことを考えていたんだと思います

なんせふわふわしてたんであんまりはっきり覚えてないのが事実。

 

MRIの準備が出来るまでちょっと外に休憩に出て泣きじゃくる彼女を抱きしめ

とにかく強くなろうと心に誓いました。

どっちかしっかりしとかないとこれからの長い闘いを乗り切れないもんね。

その日上半身のMRIを撮って今日の検査はとりあえずおしまい。

次の病院の予約も入れたし21日までは家で彼女のケアをしていきたいと思います

 

これからの事を家に帰って彼女と話し合いました

とりあえず闘病が始まるだろう

つらい検査やつらい治療もあるだろう

我慢せずつらい時は口に出してぶちまけていこう

それぐらいで揺るがない夫婦関係を12年かけて作って来てるから大丈夫

 

ネットでみた言葉にうちらのアレンジを入れて二人で共有していくことにしました

 

          4つの「あ」

          

          あせらない

          あわてない

          あきらめない

          あやまらない

 

彼女、癌だろうと言われてからずっと謝ってるんだもの

二人で謝らないよう頑張っていきます

 

自分自身の気持ちも備忘録も含めて歳の差夫婦の乳がん闘病記、リアルタイムで書いていこうと思います。

今日はこの辺で

 

愛する家族が悲しまないように医学がもっと発展しますように。