歳の差夫婦の乳がん闘病記

平和な日々に突然訪れた戦い、リアルな気持ちを伝えたい

今日から乳がん闘病ブログを書いていこうと思います

まずは自己紹介がてらエピローグをば。

 

うちは再婚同士の歳の差16歳の夫婦なんです。(当時46歳と32才)

シンパパとシンママでしたが私の子供は高校卒業するところだったんで就職で家を出て

そのタイミングで奥さんの連れ子4人とうちら夫婦、私の飼っていた犬3匹で大家族をスタートしました。

当時中学生だった長男(うちは長男が2人、長女が2人となっておりますがw)も就職し次男も就職決定、高3と高1の2人の娘も思春期も終わり面白おかしく暮らしているステップファミリー12年目の今年の春先、その出来事は起こったんです。

 

家ではいまだに夫婦2人でお風呂に入ってるんですけど、最近100均で垢すりを買ってきてゴシゴシするのがブームだったんですが、彼女が右胸を擦ってるときに小さなしこりを見つけました。

「パパも触ってみて」

って言われ触ってみた指の先には豆粒より小さい硬いコリコリした部分がありました。

何か嫌な予感・・・

「すぐ病院に行きよ」

2月に入ったところで次男の高校の卒業式が月末で、それまで色々忙しいし終わってから行きたいとの彼女のお願いで28日に近所のレディースクリニックで検査してもらう事となりました。

 

2月28日

私は会社があり行けなかったのですが彼女のお友達のお姉さんが(元々このお姉さんが病院の予約もしてくれて行け行けと煩く言ってくれた人)会社を休んで付き添いで行ってくれる事になり内心安心してました。

マンモグラフィー、エコー検査とつつがなく終わり先生とお話する時に

「乳腺外科を紹介しますのですぐに受診して下さい」

と言われたとの事。

データーのCDを貰い紹介された乳腺外科(大きい病院)の予約を取ってもらい3月頭に病院で再検査をする事となりました。

でもまだこの時はそんなに深刻に考えてなかったなぁ

結構婦人科健診の後で「要精密検査」とかあるでしょうし、会社の健康診断で要精密検査のお手紙が来る人も多いですしね。

当日

病院で血液検査、マンモグラフィー、乳腺エコーと検査を行い先生とお話しする際に

「ご家族の方もご一緒にお願いします」

え?

これってどういう事?

若い女医師さんの前に座った時はなんだかジェットコースターのスタート前のような

なんだかふわふわした気持ちでした。

「とりあえずMRIを撮って次回針精研をします、今後の治療は結果が出てから考えていきましょう」と・・・・

黙り込んでいる彼女の横で先生にはっきり聞かせてもらいました。

乳がんですか?」

「かなり疑わしいですか?」

先生は

「よろしくは無いです、ステージはまだわかりませんが転移の具合を見て手術対応ならすぐ手術致します、そうでなければ抗がん剤の使用から始めますね」

と冷静におっしゃいました。

マンモグラフィーと乳腺エコーでここまで言えるんだろうか・・

そんなことを考えていたんだと思います

なんせふわふわしてたんであんまりはっきり覚えてないのが事実。

 

MRIの準備が出来るまでちょっと外に休憩に出て泣きじゃくる彼女を抱きしめ

とにかく強くなろうと心に誓いました。

どっちかしっかりしとかないとこれからの長い闘いを乗り切れないもんね。

その日上半身のMRIを撮って今日の検査はとりあえずおしまい。

次の病院の予約も入れたし21日までは家で彼女のケアをしていきたいと思います

 

これからの事を家に帰って彼女と話し合いました

とりあえず闘病が始まるだろう

つらい検査やつらい治療もあるだろう

我慢せずつらい時は口に出してぶちまけていこう

それぐらいで揺るがない夫婦関係を12年かけて作って来てるから大丈夫

 

ネットでみた言葉にうちらのアレンジを入れて二人で共有していくことにしました

 

          4つの「あ」

          

          あせらない

          あわてない

          あきらめない

          あやまらない

 

彼女、癌だろうと言われてからずっと謝ってるんだもの

二人で謝らないよう頑張っていきます

 

自分自身の気持ちも備忘録も含めて歳の差夫婦の乳がん闘病記、リアルタイムで書いていこうと思います。

今日はこの辺で

 

愛する家族が悲しまないように医学がもっと発展しますように。